●PCJ Interview
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・File02 常盤響
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●Company File
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・File07 富士フイルム
・File06 駒村商会
・File05 ジナー
・File04 ハッセルブラッド
・File03 シグマ
・File02 フェーズワン
・File01 ライカ

●Overseas Photographers
File09 Josh Madson
・File08 Michael Kenna
・File07 Todd McLellan
・File06 Mona Kuhn
・File05 Diana Scheunemann
・File04 Albert Watson
・File03 Nick Meek
・File02 Rankin
・File01 Ron van Dongen

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▲2002年にリリースされたシグマ初のデジタル一眼「SD9」(クリックで拡大)



●FoveonセンサーとSDシリーズ

−−カメラ本体の話をうかがいます。発売されたばかりの「SD1」などシグマのカメラはセンサーのFoveonが大きな特徴ですが、カメラメーカーとしてのスタンスはいかがですか。


桑山:2000年に当社の会長とフォビオンの社長が、Photokina会場で、一緒にやりませんかと話をして、カメラ担当が当社、センサー担当がFoveonという二人三脚になりました。

そして、2002年の10月に世界初のフルカラーセンサーを搭載したデジタル一眼レフカメラ「SIGMA SD9」を発売いたしました。

Foveonのセンサーは、初のフルカラーセンサーでRGB全色を三つの層で取り込むことができるのが特徴です。原理的に偽色が発生しないので、ローパスフィルターも必要がありません。そのため、生成される画像のシャープネスが非常に高いので、それほど画素数を欲張らなくても解像感の高い画を得ることができます。

今後もFoveonセンサーとそのセンサーを搭載したカメラの開発を続け、特徴のあるカメラを提供していきたいと考えています。

−−SD9をはじめとするシグマのデジタル一眼「SDシリーズ」の実際のユーザーさんはどういった方々ですか?

桑山:ハイアマチュアの方や、写真に対して非常にこだわりがある方が多いですね。当社の最初のデジタル一眼レフカメラのSIGMA SD9はRAW専用機でしたので、撮影後に現像処理が必要でした。当然、パソコンが必要になるため、そういった操作に強い方も数多くいらっしゃいます。ただし、SD9の発売当初は、そのような方が多かったのですが、初心者の方も徐々に増えていきましたね。カメラの性格上、初心者の方は、難しいだろうと考えていましたので、意外でしたね。当社のカメラのユーザーの方々に共通するのは、みなさん写真が非常に好きで楽しまれていることでした。

−−Foveonセンサーのプロの評価はどんな感じですか?

桑山:未だにSD9を愛用されているカメラマンもいらっしゃいますが、画質に関してはこれでしか撮れないといわれます。デジタルでの撮影でモヤモヤしていたものが、SD9ですっきり解決できたという画質面の評価をいただいています。ただSD9は記録枚数も少なくバッテリーも一時電池ですので使いやすいカメラではなかったのですが、このSD9をはじめ当社のカメラはFoveonの絵が欲しいと、写真を突き詰めている方に支持されています。

−−ただピクセル数は少ないですね。

桑山:そうみえてしまいますね。Foveon X3センサーの場合は、ローパスフィルターもなく、三層ですべての色情報を得ているので、生成される画像のシャープネスが非常に高いので、それほど画素数を欲張らなくても解像感の高い画を得ることができます。

−−他社のセンサーとの写りの違いは空気感などですか?

桑山:そうですね。当社のカメラをご使用になられている方からは、空気感があるとか、立体感があるなどと言われています。SDのカメラは、苦労はあるけど、たまにびっくりするぐらいの画が撮れるので、それを求めてもう手放せない方が多いです。先日、フラグシップの「SD1」を発売したばかりです。SD1が搭載するFoveonセンサーは有効画素数が約4,600万画素と、今までにない画を見せてくれます。


SD1が採用しているFoveonセンサーの概念図。

▲FoveonのX3ダイレクトイメージセンサーは3層の感色層を持つことで、RGB3色の色情報をそれぞれ100%取り込むことができる


▲従来方式のベイヤー式イメージセンサーでは、1面にRGBセンサーを配置しているため、得られる色情報はR25%、G50%、B25%となっている



▲現在のシグマのフラッグシップモデル「SD1」(クリックで拡大)


▲SD1が搭載する約4,600万画素のFoveonセンサー(クリックで拡大)



●コンパクトカメラDPシリーズ

−−DP1以降のコンパクトも同じ思想ですか?

桑山:そうですね。DP1は、SD14の開発中に次機種について検討していました。その時に次はコンパクトカメラを作ろうと言う事になって、小型・軽量なコンパクトカメラで一眼レフと同じような画像が出せたらというコンセプトで企画しました。SD14に搭載したセンサーと同じ約1,406万画素のAPS-CサイズのFoveonを搭載した世界初のコンパクトデジタルカメラがDP1です。
このDP1の開発にはとても苦労しました。DP1の開発発表当初は、非常に高速に撮影できる仕様で開発を進めていたのですが、当初想定していた処理を高速に行おうとすると、画質的に満足できないということが開発途中でわかりました。そこで、開発当初から掲げていた画質重視とした開発にシフトし、最高画質を得るために画像処理に時間をかけることに落ち着きました。これが、DP1の開発発表から発売までに時間がかかってしまった大きな理由なんですね。


▲大型センサー内蔵で話題となったコンパクトデジタルカメラ「DP1」(クリックで拡大)

▲同じく最新モデルの「DP2」(クリックで拡大)



−−センサーが大きいと、ボケ具合はどうですか?

桑山:一般的なコンパクトデジタルカメラの画像は、小さいイメージセンサーこともあり、焦点距離が短く、被写界深度が非常に深いので、手前から奥まで全てにピントが合って見えてしまいます。DPシリーズは、センサーサイズが大きいので、一眼レフのようなボケを得ることができます。

しかもレンズ設計においても技術者が頑張りまして、Foveonの性能を生かしきるレンズを開発しました。一眼レフのレンズと比べても、ボケ味、光学性能等引けをとりません。

−−ありがとうございました。

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